0.1 はじめに

マイコンで何をしたいのか…
マイコンで何ができるのか…

このページ&Blogはマイコン初心者・プログラム初心者向けの入門的な内容で話を進めていきます。

ただし、プログラムの細かい文法や流儀は省略する場合があるので、必要に応じてC言語の参考書やwebページなどを参照して欲しいと思います。

それでは、「マイコンで何ができるのか」を考えてみます。

クリスマスツリーのイルミネーションを光らせたい
鉄道模型を自動走行させたい
TVやエアコンのリモコンを作りたい
…etc

いろいろな場面でマイコンは使うことができます。
マイコンは小さなコンピュータですから、プログラムに従って動作してくれます。
しかも、スイッチやLEDやモータなどユーザーが使いたい機器を
直接操りたいときに使うのがマイコンです。

PCでLEDを光らそうとしても、
PCにオリジナルのスイッチを取り付けても、
はたまたモーターを駆動しようとしても、
PCにUSBなどのインターフェースを介して接続する必要があります。
しかも、外部機器をつなぐわけですからデバイスドライバが必要になります
デバイスドライバとは新しい機器(プリンタとかスキャナとか…)を購入すると
インストールしなくちゃいけないアレです
その上で、プログラムを…
などとなると、
「スイッチが押されたらLEDを10秒間点滅させたいだけなのに」とか
「人間が近づいたらモータを回転させて逃げるおもちゃを作る」とか
単純な機能を実現しようとしても、すごく大がかりなことになってしまいます

そんな時に使うもの、それがマイコンです

マイコンには、プログラムを記憶するメモリや処理を行うCPU
そして外部に接続したLEDやスイッチと電気的に接続するポートが備えられており、
通常はワンパッケージのICになっています。

0-1 マイコンの例 (写真はサイプレス社のPSoC)

書店などでも、マイコンの関連書や入門書を多く見かけます
ちょっと前は、その多くがPICを扱った書籍でした。(さらにその昔はH8などが主でした)
これは、電子関係の自作ユーザーではおなじみの秋月電子などで
安価に手に入れられるマイコンとして一般的だからです。
使い勝手も良く、非常に便利なのですが、
全くの素人が使おうと思うと、ちょっと敷居が高い印象があります

最近はArduino関連の書籍も多くなってきています。
Arduinoとは、初心者でもマイコンをより扱いやすく
そして、すぐにプログラムや電子工作ができるように
工夫されて作られたマイコンプラットフォームです。
詳しくは、Arduinoのページや書籍を参照してください。
この、プラットフォームは非常に扱いやすく、初心者向きでおすすめです。
書店巡りが好きで、自分に合った書籍を見つけ書籍片手にマイコンの勉強をしたいとか
Arduinoのwebページや解説のwebページなどを見て勉強したいというなら
是非おすすめです。
(私も、webページなどでArduinoのプログラムを学んだ一人ですから…)

このページより、多くの情報と有益なプログラムの仕方がたくさん手に入ります。
じゃぁ、なぜこのページを作っているかというと…
MSP430というマイコンとEnergiaというユーザーインターフェースが
Arduino を超える可能性を持っていると感じたからです。

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